An Anniversary to Remember
2008年、ブラジルへの集団移民から、ついに100年。
2007.08.13

 2008という年は、日本とブラジルにとって想像以上に記念すべき、喜ばしい年になりそうだ。今、ブラジルで活躍する日系移民のルーツである、最初の集団移民が行われたのは、ちょうど100年前、1908年のこと。今では日系人が政界や経済界で活躍し、現地において相当に重要な役割を演じている。移民としては、「農業移民」としての役割が多大で、40年前の首都建設(未開の地に首都ブラジリアを建設する計画)の際には、首都周辺の食料生産は日系人に任されたほどだった。さまざまな野菜や果物の栽培を手がけ、ブラジルの主要生産物を育てた功績も大きい。
 21世紀を迎えた今、豊かな資源と技術、豊富な労働力を背景に、BRICsとして成長を続けるブラジル。国と国との関係が改めて重要視されるなか、2004年には小泉元首相がルーラ大統領と会い、「日本ブラジル21世紀評議会」の設置を発表。2008年を二国間の関係を新たな段階に導く「日伯交流年」とした。具体的には記念式典や日本移民100年史の編纂、記念スポーツ事業、シンポジウムなどがあるが、文化的な目玉 として注目されるのは、サンパウロやリオデジャネイロ、横浜、神戸などで開催される〈日本ブラジル音楽祭〉。日本からはGANGA ZUMBA率いる宮沢和史が参加し、ブラジルのアーティストと競演する。
 この一連の交流事業の成功は、二国間の経済的にも文化的にも、非常に重要な年になる。だからこそ、両国が官民ともにイベントの成功を願っている。多くの日本人にとっては、海外で活躍した日本人の軌跡を辿るきっかけの年となることは間違いない。

》トップへ戻る
 Contents

The Federative Republic of Brasil
ブラジルとデータ

2007.08.15


》more
 Brasil Contents

For songs, We will go to Brasil.
日本とブラジルの関係は、「唄」でわかる。
2007.08.10


BRICsのことはよく知らないが、ボサノヴァならよくわかる。日本人なら、ブラジルとの経済的な関係よりも、音楽での結びつきを強く感じているはずだ。世界ではフランス、アメリカ、日本がブラジル音楽に傾倒していて、日本ではブラジル本国で手に入りにくい音源も数多く発売されているほどだ。
》more

GANGA ZUMBA サポーターズクラブ発足!(無料)
2007.08.14


日本とブラジルの交流100周年を記念して行われる〈日本ブラジル音楽祭〉を一緒に盛り上げるサポーターを募集しています。
》more
 Copyright ©2007 by SARAVA & Table Magazines, LLP. All Rights Reserved. | Privacy Policy 個人情報の使用MailTable Magazines